学生時代のトレードは、もっぱら学生ローンの借金で勝負していました。
学生ローンとは、学生専門の消費者金融ですが、当時は今みたいに規制も弱く、借りる事は容易でした。
さらに証券会社の信用取引の審査も通りやすく、少ない資金でも学生にしては大きな勝負をしていたと思います。
今でも学生は証券口座を開けますが、当時はもっと簡単でした。
現在では信用取引口座は、よほど現物取引が長いか、資金が500万円ほどないとなかなか通らないと言われていますが、当時の自分ははじめて半年ほどで、資金はギリギリの30万円位だったと記憶しています。
信用口座の審査基準は、取引期間や資金だけでなく、おそらく職業も大きく影響していると思います。
自分の知り合いで、取引期間や資金がほぼ同等なのに、片方は通って片方は落ちました。
同じ証券会社です。
何が違ったかというと、二人の職業です。
一人は高校の教師、もう一人はサラ金勤務です。
どう考えても高校教師の方が審査は通り易いですよね?
審査が通ったのは、当然教師の方です。
信用口座は、それなりの社会的地位があれば通り易いのでしょうね。
お金を貸すのと同じですから、職業は相当ウエートを占めると思います。
では、職業がサラ金や不動産、タクシー運転手など、社会的信用が低いとされる人たちは信用口座は開けないのでしょうか?
そもそも資金力がないから信用口座を開設したいわけで、巷で言われる300万とか500万円は相当ハードルが高いです。
一番手っ取り早いのは資金力を見せつける事ですが、一塊のサラリーマンではなかなか難しいというのが現状でしょう。
そこでどうするかですが、信用取引口座の審査が比較的通り易い証券会社を選び、現物取引を長く続ける事です。
現在、最も信用取引の審査が通り易いと言われている証券会社は、SBI証券です。
唯一PTS(夜間取引)もできるので、お奨めです。
ただし、スマホのアプリが若干重いのと、お気に入り1つに50件しか銘柄の登録ができないのが不便です。
アプリお使い勝手で言えば、楽天証券が群を抜いていると思います。
そして、できれば勝ち越しが理想です。
トータルで大きく負け越す人と、プラスの人ではやはり信用力は違ってくるでしょう。
ですので、信用取引口座の申し込みをする際は、少しでもプラ転した時に申し込みをすると有利かもしれません。
少なくともマイナスよりは有利に働く可能性が高いと思います。
それともう一つ、資金を一時的でも増やせる場合は増やしておいた方が良いです。
例えば、給料が出たらとりあえず証券口座に入金し、少しでも資金が多い状態で申し込むと良いと思います。
因みに学生時代に使用していた証券口座は、暫く使っていなかった為、現在は使えない状態です。
社会人になってまもなく、トレードはやめていました。
基本、自分はデイトレードでしたが、サラリーマンにはデイは無理だと悟ったのです。
だからといって、ビビリな自分には握りっぱはムリなので、自然と辞めざるを得ない状況だったのです。
最近では職を変え、頻繁には無理ですがある程度は板が見れる状況にあるので、ついはじめてしまった次第です。
信用口座を申し込んでみたのですが、通りませんでした。
おそらく職業が引っかかっていると推測しています。
現在は現物オンリーですが、何がキツイって差金の問題が一番こたえます。
ある銘柄を既に全力買いし、売却後のザラ場でIRやニュースが出た時は泣くしかありません。
また、前日持ち越したものを翌日売却し、同じ日に差金を忘れて買ってしまった時は何とも言えない汗が出ます。
ヨコヨコが上げなら良いですが、暴落が始まった時の恐怖心は心臓に悪いです。
デイトレーダーには信用取引は絶対に不可欠です。
そもそも信用維持率が割るような下落で、自分は握り続けたりはしません。
その前に逆指値で刈られるのがいつものパターンです。
なんとか信用口座を開設できるよう、現物取引で資金を増やし、審査が通り易い条件を作っていきたいと思います。